Essay
 
 

同時多発テロから1年


 
 

忘れられない1年前

9月11日、同時多発テロから一年。
あれから一年?って感じで時間が過ぎるのは本当に早いものです。
各テレビ局は、"テロ事件1周年"の特別番組の特集を組み、昨夜からテロ当時の映像がTVに映し出され、被害者家族の一年後のインタビューなどを放映している。
私は、それを見ながら、一年前の9月11日の事を思い出さずにはいられなかった。

一年前の9月11日NYは雲一つ無い秋晴れの日、私はいつものように、Wall St.で地下鉄を降り、地上に上がった。 でも、その日のB'wayは少し様子が違っていた。
私が今まで生きてきた中で見た事のない光景がそこにあった。
B'wayには沢山の人だがり、空から雪のように舞い落ちてくる書類。
上を見ると、WTCの一つのビルから煙が出ていた。
何が起きたんだろう?って思いながらWTCを見上げていたら、9時02分もう一つのビルから突然きのこのような形をしたオレンジ色の炎が窓から吹き出し、、私の回りにいた人々は皆悲鳴をあげながら走ってその場から逃げた。まるで、映画の一シーンを見ているみたいだった。
今、自分の身に何が起こっているのか理解する事が出来ず、ただ、ただ、皆と一緒に走って非難した。そして、少し離れた場所から、再びWTCを方を見上げると、黒煙を上げているWTCがあり、ビルの窓から人が飛び落ちてくるのがみえた。私の脳裏にその時の惨状が未だ鮮明に焼き付けられている。



 
 

                         ★早く忘れたい忌まわしい過去★

9月11日 2002年のNYは、一年前の9月11日と同じ様な爽やかな秋晴れ。
朝8時から、グランド・ゼロ(爆心地)で、遺族ら1万2千人が出席する追悼セレモニーが行われた。
遺族の人々の心の中に一年たった今どんな気持ちを抱いているのだろうか?
9月11日は一日中街のいたる所で、追悼セレモニーが行われていて、まるでお祭り騒ぎ。
私は、何だか不思議な気持ちになった。 本当に悲しみにくれていたら静かにしてもらいたいと思うものでは無いのだろうかと、私は思うんだけど。 
私なら、きっとお家にいて静かにしていたいと思うだろう。
そんな風に思うのは私だけなのだろうか?


 
 


★でも、NYは健在よ★


小泉総理もNYに来ていて、日本人被害者の家族との懇談会とやらをしたらしいけど、何の意味があるのかさっぱり私にはわからない。その懇談会に出席する遺族の気持ちも良く分からない。
何か違うような気がしてならない。
所詮、日本人にとってはテロの脅威は「対岸の火事」でしかないのでは?
日本のマスコミの報道を見ているとそう感じずにはいられません。
私は、テロ以降ちょっとした人間不信に陥っています。

テロから一年が経った今、ニューヨーカー達は苦しみのどん底から少し脱して、明日を見つめている。 アメリカ人の遺族がTVで、"アメリカ人で良かった"って言っていた。
何事にも対応の遅い日本では、きっとそんな言葉は出てこないような気がする。

なんだか、今日はちょっと暗い話になってしまったけど、NYは健在。
生まれ変わったNYに皆さん遊びに来てくださいね、きっとNYのパワーを感じられるはずだから。

Jenny


 


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