Essay
 
 

NYのアーティストたち


 
 

アーティストのお友達

5月、桜もすっかり散ってしまい、マンハッタンは新緑の頃を迎えようとしています。
重いコートを脱ぎ捨て、(でも、まだまだコートは必要。)新緑のセントラルパークをゆっくり散歩をしたくなる季節。
そして、NYメトロポリタンオペラも終わり、これからはバレエにクラッシック音楽の季節。
今回は、NYで頑張っている若き日本人アーティストのお話。
私の回りをぐる〜っと見渡してみるとアーティストといわれる人達がたくさんいました。
音楽家にカメラマン、画家、モデル(モデルもアーティストというのかどうかはさだかではありませんが、、、)そう、ここはNY、音楽家や画家、モデル、を目指して世界中から人が集まってくる所です。

 
 

                         ★音楽界のメジャー★

そして、日本人の若者達もまた、NYでの成功を夢みてやってくるのです。
その中でアーティストとして成功できるのは運と才能を持ったほんの一握りの人達だけ。
たった一度のオーディションで受かる人もいれば、何度も何度もオーディションを受けても受からない人もいる。 それでも彼らはNYでアーティストになる夢を諦めない。
山本浩一郎君、運と才能と環境の全てを持ち合わせNYで成功している若きトロンボーン奏者。
彼と始めて会ったのは、今から7年ぐらい前、、、NYにオペラのレッスンをとりに来ていた私の友達の京子さんのアパート。 彼女の部屋にはたくさんのアーティストの卵達が遊びに来ていて、そのほとんどがジュリアード音楽院の学生、その中に彼はいました。
私が覚えている事といえば、皆、子供の頃から音楽をやっていて、音楽が大好きで芸術談話に花を咲かせ、"メトロポリタンオペラ管弦楽団に入団が決まった。" とか、"サンフランシスコフィルに入団が決まった"とか言う話しをしていた気がする。 無知な私は、メトやサンフランシスコフィルに入団する事がどれだけ凄い事なのかその時は知るよしもなく、皆が、"よかったね、スゴーイ、おめでとう"と言っているのをただただ、口をぽかんと開けて聞いていただけのような気がする。
今考えてみると、それは、それは、凄い事だったんですよ。
浩一郎君は200人のオーディションに受かり、日本人初のアメリカンメジャーオーケストラ金管楽器奏者としてメトロポリタンオペラ管弦楽団に入団。
凄いよね、メジャーリーグよ、メジャーリーグ、野球じゃないって。


 
 


★7年ぶりの再会★


それから7年の歳月が過ぎ、今年の春、京子さんのNY訪米に伴い皆で食事会をする事になり、この席で彼と7年振りの再会をした。 彼は、7年前と少しも変わってなく、メトに入った彼だってすぐ分かった。でも彼は結婚し、奥さんの涼子さんは妊娠していました。

この日のメンバーは、浩一郎君、彼の奥さんの涼子さんバイオリニスト、オペラ歌手で日本在住の
京子さん、イタリアに10年、そして今はNY在住のオペラ歌手の芳枝さん、他、音楽に全く無縁のトモコ嬢と私。
食事をしながら、またもや音楽談話に花が咲き、今年のメトオペラの出来や舞台裏の話し、
アーティスト達の批評にと話しは尽きる事なく夜がふけていったのでした。
音楽にたいして無知な私も、舞台の裏側の楽しい話しを沢山聞く事が出来た楽しい
夕食会でした。





 
 


                      ★音楽で夢を与える★


皆、自分の好きな事を仕事として持ち、更なる夢に向かって頑張っている姿がとっても輝いていて素敵だった。 何も持っていない私から見たら、彼らがとっても羨ましく思えた。
彼らのパワーを少し分けてもらったような気がする。
浩一郎君、芳枝さん、、、音楽家を目指している若い人達にこれからもたくさんの夢を与えてあげて欲しいと思っています。 頑張れ〜〜〜〜 密かに応援しています。
浩一郎君は来月、日本で(子供のミルク代とおむつ代を稼ぐ為)コンサートを開く予定です。
彼のプロフィール、これからのスケジュール等は、彼のWebサイトを見てね。
日本にいる皆さん、時間があったら彼のコンサートにお出かけください。
そして、気軽に声をかけてあげてね。 とっても気さくな面白い人だから。
但し、彼をお酒に誘わないように、、、底無しなので。
これは、ちょっと余談ですが、世界的に有名な小澤征爾さんが今年の夏のタングルウッド(ボストン)音楽祭を最後にアメリカを去り、音楽の都、ウィーン、ウィーンフィルハーモニー管弦楽団へ移籍。彼の後任としてNYメトロポリタンオペラ音楽監督の James Levineがボストン交響楽団常任指揮者を兼任。私は、個人的に James Levineが好きです。

では、皆さんも夢に向かって頑張って下さい

*浩一郎君は長野県松本市で開催されるサイトウ・キネン・フェスティバルにも参加しますよ
   WEBサイトはサイトウ・キネン・フェスティバル松本


 


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